もし歯を失ったら、あなたはどうしますか?

失った歯

もし虫歯や歯周病、事故、ケガなどで歯を失ってしまったらどうしたらいいでしょうか。ほとんどの方はどこにいっていいかわからず、近くの歯医者さんにいっていませんか?もちろん、信頼できるかかりつけの先生に相談するのはおすすめです。しかし、事故やケガだと、突然のことでかかりつけの先生にいけないこともあります。

そんな時、安易に近くの歯医者さんにいくと、説明もなく保険の歯が入ってしまって仕上がりに納得できなかったり、いきなり高額治療を勧められたりした経験もある方もおられるのではないでしょうか。実は診察の際にその歯科医師が得意としている治療方法だけで、押し切られたりすることもあるんです。歯科治療を受けてから後悔しないために、しっかりと正しい知識を持ち歯科医院と歯科医師を選びましょう。

歯を失ってしまった場合の治療方法とは

例えば、前歯を一本失ってしまったら?

まずは選択肢として保険診療か自由診療かに分かれます。保険診療と自由診療の大きな違いは、治療期間や回数と使われる素材です。保険診療の範囲内だと大きく分けると2つの治療方法があります。

保険診療の入れ歯治療とは

保険診療の入れ歯

1つは入れ歯です。
失ってしまった歯の両隣に、金属のワイヤーを引っかけることで歯を再建します。失った歯の部分には歯肉に相当するピンク色のプラスチックが必ず付きます。型を取るだけで済むことが多く、痛みが少ないでしょう。しかし、自費診療と比較すると、審美性が非常に悪く、さらに噛み心地が悪かったり、歯肉との間に食べ物が詰まるなど、機能面ではやや劣ります。また自分で取り外し、清掃する必要があります。

保険診療のブリッジとは

ブリッジ

2つ目は失った歯の両隣を使用したブリッジという、3本が一体型になった差し歯です。金属の周りにプラスチックで歯の色を着けています。歯を削らなければなりませんが、入れ歯よりも噛み心地はよく、勝手に外れることはあまりありません。3本が繋がっているため、清掃方法がやや困難です。金属を使用しているため、歯茎が黒ずんだり、アレルギーのリスクがあります。また、プラスチックには透明感がないため、差し歯であることが周囲に気づかれやすいでしょう。

自由診療のインプラントとは

装着されたインプラント

続いて自由診療です。自由診療は、明確な決まりがないため、クリニックによって価格や素材の種類が様々です。大きく分けると3つの治療方法があります。保険治療と同じように入れ歯、ブリッジ、そしてインプラントです。

インプラントは自由診療にしかありません。一番のメリットは、ほかの歯に触れずに、失ってしまった歯を単体で再建します。しかし、外科処置で骨を削って土台を建てる必要があり、腫れ、出血、痛みなどの刺激が強く体の負担も大きく、費用も一番高額で治療費の面でも負担は高くなります。さらに治療期間も一番長くなります。また骨の状態や体の状態によっては、そもそもインプラントができない場合もあります。

自由診療の入れ歯治療とは

エステティックデンチャー

自由診療の入れ歯は保険診療の入れ歯とは異なり、金属を使用せず目立ちにくいという特徴があります。ただし、根本的には、取り外し式であること、ない歯の部分にピンク色の歯茎が付くことには変わりありません。

保険診療の入れ歯と比較すると周囲の歯への刺激は少なく、治療期間も短いでしょう。しかし、定期的に調整が必要となります。

自由診療のブリッジとは

自由診療のブリッジは保険診療同様に歯を削りますが、金属を使用しないメタルフリーのセラミックを使用し、金属アレルギーの方でも安心して治療が受けられ、さらに非常に丈夫です。噛み心地も良く、自然な仕上がりにすることができます。

セラミッククラウン

歯を失ってしまった場合のまとめ

歯を失った時の治療方法は1つではありません。しかし、どの治療も良い点、悪い点があります。生活習慣、歯や口の状態、費用、治療期間、年齢、性別によって、正しくメリット、デメリットを理解し、自分にあった治療法を選ぶことが大切です。

特に自由診療は、クリニックの違いが判りにくいため、ホームページなどで、値段や症例写真、実績を明確に提示しているクリニックを選び、納得がいくまで説明してくれる、質問をしやすい、様々な治療方法を提示してくれる信頼できる歯科医師を選ぶとよいでしょう。

そのためには、複数の歯科医院のカウンセリングを受けてみるのも一つの手段だと思います。歯医者さんだからなんでもできると思い込むのではなく、専門としている分野が何であるかも参考にしましょう。

今まで多くの他院で行われてきた歯科治療の修正をしてきましたが、他の治療方法を知らなかった、説明を受けられなかった、歯医者さんなら何でもできると思った。そうした患者様の声を多く聞いてきました。審美歯科はわかりづらい分野かもしれません。そして歯を白くするだけではないのです。歯を失ってしまった。そんな時、審美歯科の扉をぜひ叩いてみてください。

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