歯を失った時に受けるべき治療方法とは

歯を失った状態

歯を失う原因

2005年に全国2000余の歯科医院で行われた、全国抜歯原因調査結果の内容です。

歯が失われる原因で最も多かったのが「歯周病」(42%)で、以下「虫歯」(32%)、「その他」(13%)、「破折」(11%)、「矯正」(1%)の順でした。このうち「その他」は大半が智歯(親知らず)の抜歯で比較的若い時期に抜歯されます。また「破折」の多くは、外傷など物理的に非日常的な大きな力が作用したものではなく、無髄歯(神経を取った歯)と考えられるので原因は「虫歯由来」とみなすことができます。

抜歯原因を年齢階級別にみますと、「歯周病」と「破折」による抜歯は中高年、「その他(多くが智歯)」と「矯正」は若い年代に多く、「虫歯」はどの年齢層でも多くなっています。

歯を失うとどうなる?

失った歯の場所や、本数、時期によって異なりますが、審美面でいうと見た目が悪くなる、周りの皮膚や筋肉が衰える、笑顔に自信が持てなくなり、笑わなくなる、隠すような話し方になるなど、対人関係に大きな影響を与えることでしょう。

歯本来の機能面では、咀嚼力が低下し顎が弱くなる、歯のあるほうでばかり噛むようになるなどの噛み癖が付く、両隣の歯が倒れてきて噛み合わせがずれる、発音時に空気が抜けてしまうなど、人生の基本的な行動に支障をきたします。

歯を1本失った時に起きるリスクとその治療法

歯を失った時の治療方法

歯を失ってしまった時の治療方法は、大きく分けると4つあります。

インプラント治療

インプラントの費用は大体、1本30〜40万円が相場でしょう。保険が効かないため価格は歯科医院が自由に決められる治療方法となります。相場よりも低すぎても高すぎても、金額だけで判断するのではなく、その理由を歯科医師にしっかりと質問し納得して治療を受けるようにしましょう。

治療期間としては、状態や本数によりますが、1本だと3〜6か月かかるところが多いでしょう。

メリットは失った歯以外のほかの歯を触らないので、単体で治療することができます。デメリットは、外科手術を含むのでダウンタイムといって腫れ、出血、痛みなど場合によって仕事や学校などを休む必要がる場合があります。また、インプラントを埋める部分に骨が十分になかったり、歯周病や虫歯が進行していたりすると適応外となることもあります。

入れ歯

保険診療の入れ歯治療と自由診療の入れ歯治療があります。

保険が効くものは、費用が抑えられますが、金属のばねがみえてしまったり、壊れやすかったりすることもあります。保険がきかない入れ歯は、金属を使用しないタイプや、とても薄いものなど審美・機能面が良くなりますが、10万から100万と費用は高額となります。

治療期間は1か月〜2か月程度のことが多く、その後毎月調整が必要になることが多いでしょう。

メリットは、外科処置がない点、他の歯をいじらない点、治療後でも嫌であれば外せる点です。デメリットは、時間とともに合わなくなっていきます。噛む力はあまり強くありません。しゃべる際発音が変わることがあります。口臭がでることがあります。

入れ歯の種類とメンテナンス方法

ブリッジ

ブリッジの治療には、保険診療のブリッジと自由診療のブリッジがあります。

保険が効くタイプは、必ず金属を使用しますので、審美性が低下します。保険が効かないものは、セラミッククラウンといってアレルギーも起こりづらく、見た目がとても美しく自分の歯のようですが、費用高額で15万〜40万程度かかることが多いでしょう。

治療期間は1か月〜2か月かかることがあります。

メリットは、歯に装着するので取れる可能性が低い、噛んだ感じが天然の歯に近い、外科処置がないのでダウンタイムがなく、早く価格を抑えて審美面、機能面を回復できます。デメリットは、両隣の歯を削って支えにします。歯がつながるため、慣れるまで歯のケアが難しい場合があります。

歯科矯正

歯科矯正は保険が効きません。費用は30万〜100万程度かかるところもあります。

治療期間は年単位となることが多く、歯並びを治す目的以外では適応外となることがあります。

メリットは自分の歯を移動するため、歯に優しい治療でしょう。外科処置もないためダウンタイムもありません。デメリットは、治療期間が長いこと、保険が効かないこと、適応にならないこともあること、思ったように歯が動かないこともあり、その場合①②③の治療を併用する可能性があることや後戻りすることもあります。

【まとめ】歯を失った時に受けるべき治療方法とは

いかがでしたか?

歯を失う原因はさまざまですが、再建する方法も多くあります。なかなか人に相談しづらいでしょうし、わかりづらい部分もあるかと思います。

それぞれにメリット、デメリットがあり、治療期間、治療にかかる費用も変わります。一番よくないのは、失った歯をそのままにしておくことです。

質問しやすく、どのような事でも答えてくれる歯科医師をえらび、治療を押しつけるのではなく、あなたが大切にしている部分を一緒に考えてくれる歯科医師に相談してみるところからはじめてみてください。

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