ガミースマイルの原因と9つの治療法

ガミースマイルの原因と9つの治療法

ガミースマイルの原因と9つの治療法

一見、歯並びは悪くないけれど、笑ったときに歯茎が見えすぎてしまい、思い切り笑うことができない方もいるのではないでしょうか。

当院にご来院いただくお客様の多くが、このガミースマイルで悩んでいます。意識して見えないようにしているけど、思いっきり笑った時に歯茎が見えてしまう。そのため、口に手をあてて隠す癖がついてしまったり、口角が上がって大きく笑わないようにしておられます。そして、このガミースマイルの悩みは、どこに相談して、どんな治療方法があるのかわからない方も多くいらっしゃいます。

かかりつけの歯医者に行けば解決するのか?それとも矯正歯科や美容歯科なのか?ひょっとしたら大学病院なのか?

また、どのぐらいの治療期間と費用がかかるのか?

自分にあった治療方法なのか?他にも方法はあるのでは?などわからないことばかりです。そんなガミースマイルの治療方法を、メリットとデメリット、適応と不適応、おおよその治療費用についてご説明していきます。

ガミースマイルとは

ガミースマイルとは

ガミースマイルとは、笑ったときに上顎の歯茎が露出して見えすぎてしまうことをいいます。まずは言葉の意味をご説明します。「ガミー」とは英語の「gummy」のことです。そして「gummy」は「gum」の形容詞です。「gum」には「歯茎」という意味があります。つまり、Gummy Smileとは、「歯茎が見える笑顔」という意味になります。この言葉の意味からも分かるように、ガミースマイルの特徴は、歯茎が目立つということです。

ガミースマイルのデメリット

ガミースマイルのデメリット

ガミースマイルには、多くのデメリットがあります。

一番のデメリットは、やはり笑ったときに人から見て印象が少々悪くなってしまうこと、そのことで笑うのを控えたくなってしまうようになり、やがて笑顔を作ることにコンプレックスを抱いてしまうことがあります。人前で思い切り笑えないという悩みを持つ方もいらっしゃいます。

また、ガミースマイルは、笑ったり、口を大きく開けたりしているときに歯茎が露出する部分が多いため、歯茎が乾燥しやすくなります。すると、口臭の原因になったり、歯肉炎や歯周病のリスクも高まります。

また、ガミースマイルの方の中には、口が閉じにくいという方もよくいらっしゃいます。すると自然と口呼吸になってしまうため、口呼吸によって生じるあらゆるリスクが生まれてしまいます。例えば、口呼吸は口の中が乾燥しやすいため、唾液が減ることで虫歯になりやすくなったり、風邪などのウイルスに感染しやすくなったりします。

綺麗に見えるスマイルとは?

綺麗に見えるスマイルとは?

綺麗に見えるスマイルには基準があり、スマイルは大きく3つに分類されます。

スモールと呼ばれる、いわゆる微笑みのこと。

ミディアム、これが美しいスマイルを作るうえでの判断になります。

ラージは、大爆笑しているときのスマイルですね。

ミディアム時、上の歯並びと先端の位置が、下唇の上のラインに沿っているととても綺麗に見えます。この下唇が描く曲線をスマイルラインといいます。

このときの歯に注目してみましょう。

上の歯が見えやすいと元気で明るい印象を与えると思います。逆に下の歯がよく見えると、老けた印象になります。実際、年齢を重ねると、重力に逆らえず口周りの筋肉が衰えやすく、ご高齢の方は上の歯よりも下の歯が見えやすいとかと思います。

このように、歯によって実年齢よりも若く見えたり、年をとって見えることもあるのです。細かく言えば真ん中の歯よりも犬歯が短いとカーブを描きやすいです。

ガミースマイルの判定基準

ガミースマイルの判定基準

続いてどのくらいがガミースマイルなのか、どのような定義があるのか、歯茎に注目してみます。

ミディアムスマイル時、歯茎が2mm程度見えているのは問題ありません。それを超えて歯茎が見えると、よくいうガミースマイルと呼ばれ、歯よりも歯茎が目立つように見えてしまいます。

ガミースマイルの原因はさまざまで、歯だけではなく、唇の長さ、歯茎の被りすぎ、場合によっては上顎の骨が関係していることもあります。

ガミースマイルは、歯が小さい乳歯の時によくみられるため、幼くみえる印象がつきます。

逆に年齢を重ねて歯茎が痩せてくると歯が長くみえるように、長すぎても年取って見えてしまうこともあります。この歯茎のラインが下弦の月のように緩やかな弧を描くとやわらかい女性らしいイメージとなりますし、横一直線に直線的だと男性的な印象になります。

ガミースマイルは遺伝するの?予防はできるの?

ガミースマイルは遺伝するの?予防はできるの?

ガミースマイルの原因には、上顎の骨が長くて前方に突き出している場合や上唇が必要以上に上がってしまうほど、口周りの筋肉が発達しすぎている場合があります。これらの原因の根本原因は、生まれつきのことがほとんどです。そして、ガミースマイルは遺伝するといわれています。

両親がガミースマイルの場合、その子供もガミースマイルになる可能性が高いといわれています。ガミースマイルは「優性遺伝」です。(現在は「顕性遺伝」と呼び名が変わっています。)優性遺伝とは、劣性遺伝と比べて遺伝する可能性が高いもののことをいいます。

例えば、骨格は優性遺伝といわれており、両親ともに骨格が大きくがっちりしていれれば、骨格のがっちりした子供が生まれやすくなります。ガミースマイルも優性遺伝であるため、両親がガミースマイルなら、その子供もガミースマイルになりやすいということになります。もちろん、個人差がありますし、確率が高いというだけで必ず遺伝するとは限りませんが、一般的にそのようにいわれています。

また両親共にガミースマイルではない場合、遺伝以外に根本原因があると予想できます。その他の根本原因の一つとして考えられるのが、乳幼児期の指しゃぶりや舌の動きや位置による悪い癖を続けることによる噛み合わせの悪化です。

このことから、遺伝によるものを予防することはむずかしいですが、悪い癖が原因である場合には、早期から回避、正すことにより予防することはできるでしょう。

ガミースマイルの原因

ガミースマイルの原因

ガミースマイルの原因は、上顎の骨、歯や歯茎、唇を持ち上げる筋肉の大きく分けて4つに分かれます。

1.歯茎が被り過ぎている

もともと上の前歯が小さいことなどが原因で、歯茎が前歯に被り過ぎており、歯より歯茎の面積が広い。

2.歯は正しい大きさだが、歯茎が被り過ぎている・歯の位置が下がっている

前歯の大きさは普通であるものの、歯茎が被り過ぎている。もしくは歯の位置が下がっている。

3.上顎の骨が唇のラインよりも下に位置している

骨格に問題がある。上顎の骨が長い、前に突き出ていることなどが原因で上唇のラインよりも下に位置することで歯茎が見えてしまう。

4.上唇が笑ったときに上がり過ぎる

上唇を持ち上げる筋肉が発達し過ぎており、笑ったときや口を大きく開けたときに上唇が持ち上がりすぎる。

ガミースマイルの治し方にはどんな治療法や手術があるの?

ガミースマイルの治し方にはどんな治療法や手術があるの?

ガミースマイルは、その原因によって治療法も手術も変わってきます。それぞれの主な治し方をご紹介します。

  1. 歯茎が被り過ぎている:歯肉整形
  2. 歯は正しい大きさだが、歯茎が被り過ぎている・歯の位置が下がっている:インプラント矯正、セラミック矯正
  3. 上顎の骨が唇のラインよりも下に位置している:歯槽骨整形術、骨切り治療
  4. 上唇が笑ったときに上がり過ぎる:ボトックス注射、粘膜切除術、上唇挙筋切除術

歯茎の被り過ぎが原因で起こるガミースマイル

歯茎が原因によるガミースマイルの場合、歯が小さく見えます。

通常永久歯の真ん中の前歯(中切歯)は10~12mm程度の歯の高さがあると標準ですが、これよりも高さがなく、歯が正方形に見えたり、小さく見える場合は歯茎が被り過ぎていることが考えられます。

歯肉整形によるガミースマイル治療

歯は通常、歯周ポケットとよばれる歯と歯茎の隙間が3~4mmあります。この歯周ポケットは、歯に歯茎がくっついていない部分で、専用のメスや電気メス、レーザーなどを使用し除去することができます。これを歯肉整形といい、歯茎の被り過ぎによるガミースマイルの場合に適しています。

歯肉整形の最大のメリットは、骨や歯を治療する必要がないため、ガミースマイル治療の中で最もリスクが小さく手軽な治療法といえます。

治療時間は10分程度で、虫歯治療用の部分麻酔のみで行うことができ、一回の通院で終了し抜糸などもありません。腫れるなど大きなダウンタイムがないため、翌日からお仕事や学校にも復帰できます。価格もガミースマイル治療の中では最も安価でしょう。

デメリットとしては、麻酔を使用し処置後口内炎のような痛みがある点、すぐに止まりますが微出血があるため、術後食事制限が2時間ほどあります。痛みは、鎮痛剤で十分抑えられる範囲です。

他には希望のラインまで必ずカットできるわけではなく、歯周ポケットをこえる量はカットできないため、2~3ミリのカット量が限界です。

後戻りのリスクには個人差がありますが、半年程度で後戻りに気づく方もいれば2年経っても変化のない方もいます。もし、後戻りがみられた場合には、その他の治療方法を検討してもよいでしょう。

また、被っていた歯茎を除去することで、見えていなかった歯が見えるようになるため、やや歯を大きく感じるようになります。元々の歯が大きい方や、もともと歯と歯の間に隙間がある方は、それが目立つようになる場合もあります。まれに知覚過敏のような、しみる感じがでる方がいますが、一時的で2週間程度で気にならなくなります。

歯肉整形は保険が効かないため、4~10万円程度が相場のようです。主に審美歯科、美容歯科など自費治療をメインで行っている歯科医院で受けることができます。

歯が正しい大きさであり、歯茎が被り過ぎているガミースマイル

歯の大きさには問題はなくとも、歯自体の位置が唇、口の位置に対し下がっている場合は、歯と歯肉両方にアプローチする必要があります。歯を本来あるべき位置に押し上げ、唇を変えることなくきれいな笑顔にします。

治療法としては、自分の歯を使うワイヤー矯正とインプラントアンカーの両方を使用する方法と、セラミック歯を使用する方法の2種類があります。

インプラント矯正によるガミースマイル治療

歯列矯正の一つであるワイヤー矯正は、そもそも歯並びを矯正するために歯を動かす手法です。それ単体でも歯を移動する力がありますが、さらに、ミニインプラント(ミニスクリュー)と呼ばれる小さなネジを歯茎に打って、それを固定源とすることで、大きな力をかけることができるようになるため、さらに歯を上に牽引(けんいん)できるようになります。これをインプラント矯正と呼びます。

インプラントは失った歯の根の埋める人工歯根のことを指すことがありますが、そのインプラントとは異なるものです。インプラント矯正で使用するインプラントは、アンカースクリュー、インプラントアンカーなどとも呼ばれます。ガミースマイル治療だけでなく、上顎前突(出っ歯)やその他の部分矯正などにも利用されています。

インプラント矯正のメリットは、自分の歯を使うことと、ガミースマイルだけでなく歯並びや噛み合わせも改善される点です。

デメリットは、ミニインプラントを打つときに少しだけ出血することです。外科手術のように腫れるほどではありませんので、ダウンタイムは少なくてすみます。ゆっくりと歯を動かす治療であるため、治療期間も2~3年と長く、通院頻度も月に一回程度と多めです。歯並びを改善する際、歯を動かすためのスペース不足と診断されると、抜歯を必要とすることもあります。装置が目立ちやすく、治療中は審美性に欠けるでしょう。また、骨が完成された年齢でないとできません、目安は最低でも高校生以上です。術後に保定装置という後戻り防止装置を一定期間装着しないと、歯が戻ろうとして終了後微量に後戻りすることもあります。また、メンテナンスも必要です。

保険は効かず治療費用は100~150万円程度が相場です。また、月々の通院に別途で調整料金が必要なことが多いです。主に矯正歯科、審美歯科、美容歯科で治療することができます。

セラミック歯を使用したガミースマイル治療

セラミック歯を使用したガミースマイル治療

歯を削ってセラミック歯(差し歯)を装着する治療方法です。同時に、歯肉整形や歯槽骨整形術を併用して、ガミースマイルを改善します。

セラミック矯正は、一般に歯並びを治すほか、歯が小さい矮小歯や歯が短い場合、歯が大きい場合にも使用される治療法です。2週間おきにで4~5回程度の通院が必要で、3か月程度で治療が終了します。

メリットは、ワイヤー矯正と比べ、治療期間が数か月と短期間で終わることが挙げられます。また、歯並び、歯の色、歯の形、ガミースマイルを同時に治療することもできます。

腫れることがほとんどないためダウンタイムが少なく、周囲の方にバレることがほとんどありません。また、装着したセラミック歯がストッパーとなり、後戻りのリスクはとても低いでしょう。

デメリットは、自分の歯を削るため、通常はなくなる痛みが取れない場合は、神経を取る可能性があることです。また、セラミック歯にする本数や歯科医師の技術力によって、仕上がりに大きな差が出るため、治療経験があり信頼のおける歯科医師を探すことが重要です。

保険が効かないため、セラミック1本あたり10万円程度が相場です。この治療の場合、ガミースマイルを改善するには、治療費の相場として60~80万円程度かかりますが、歯並びも同時に治せるため歯科矯正としては安価といえます。主に審美歯科、美容歯科で治療を受けられます。

骨が唇のラインよりも下に位置しているため、笑った時に歯茎が見えてしまうガミースマイル

骨の位置が原因によるガミースマイルです。

骨に厚みがあったり、骨が出ていたりすると、それを覆っている歯茎も厚みを持ったり、張り出しまい、歯茎がより目立つようになります。

この場合、骨を削る、切るなどの外科矯正が必要となります。外科手術には、歯と歯茎の境目の骨を削って、歯の形も修正する歯槽骨整形術という治療方法と、歯を治療せずに歯から離れた鼻下の骨のみを切除する骨切り治療とがあります。

歯槽骨整形術によるガミースマイル治療

歯槽骨整形術は、歯茎を切開して開き、歯を支える周囲の骨を専用器具で削ります。施術時間は一回1時間程度、通院回数は抜糸を入れて2回程度と短期治療です。

歯肉整形のように、歯肉だけをカットするのと比べ、骨を削るので後戻りがしにくく、歯茎を大きく除去することができます。

しかし、術後の腫れ、出血といったダウンタイムが強く、セラミック歯などの差し歯を併用しない場合、歯と歯の間の隙間が目立つようになったり、知覚過敏が強くなったりするというデメリットもあります。

保険は効かないため、単体では20〜30万円、セラミック治療を併用すると100万円を超えることもあります。美容外科では行えず、主に歯周外科が得意な歯科医院で受けられます。

骨切り手術によるガミースマイル治療

基本的には歯は治療せず、外科手術によって口腔内から粘膜を剥いで、歯から離れた部分の骨自体を切除してガミースマイルを改善します。これを骨切りといい、セットバックと呼ばれることもあります。場合によっては、この骨切りに加えて、抜歯、ワイヤー矯正、インプラントアンカー、セラミック矯正を併用することもあります。

骨切りによるガミースマイル治療には、主に「上顎骨切り(Le Fort(ルフォー) Ⅰ型骨切り術)」「サージェリーファースト(外科矯正)」「上顎前歯部歯槽骨切り術」があります。

メリットとしては骨切り手術だけであれば、手術時間は2~3時間、二回目の来院時に抜糸を行い終了する短期治療である点が挙げられます。後戻りがなく、根本的にガミースマイルの原因を改善できるため、重度のガミースマイルに使われる治療法でもあります。。

デメリットは、ガミースマイル治療の中で、出血、腫れといったダウンタイムがもっとも強く、入院を必要とする場合もある点です。最低2週間は、ダウンタイムが必要で人前に出ることは厳しいでしょう。施術回数は少ないですが、完治までに半年程度はかかります。

抜歯、ワイヤー矯正、インプラントアンカー、セラミック治療を併用する場合は、別途の治療期間が必要で、併用する治療によりますが、最大で3年かかる場合もあります。

術後のリスクとして、顔の皮膚表面の感覚鈍麻(かんかくどんま)や顔の変形、顎関節症を引き起こす可能性もあります。

骨切り治療には切除する場所により様々な種類があるため、経験のある医師を見極める必要があります。

基本的には保険は効きませんが、顎変形症と診断された場合のみ保険が効き、その場合は歯科大学病院で治療を受けることもできます。

気になるのは治療費の相場ですが、顎変形症と診断された場合以外の審美目的の骨切りには保険は効かないため、手術を受けるには80万から300万円の費用がかかります。

抜歯、ワイヤー矯正、インプラントアンカー、セラミック治療を併用する場合は別途で100~150万円の治療費用が必要となることもあります。口腔外科、矯正歯科、審美歯科、美容外科で治療を受けることができます。もっともリスクが高い治療のため、費用の安さだけで選ぶのではなく、実績があり、信頼のおける医療機関での治療がおすすめです。

歯茎、歯、骨は正常だが、唇の上がり過ぎで起こるガミースマイル

筋肉が原因で、笑った時に唇が上がり過ぎてしまい、歯茎が見え過ぎてしまうガミースマイルです。

唇を持ち上げる筋肉に、上唇挙筋という筋肉があります。この上唇挙筋は、唇や小鼻を上げる役割を果たしていますが、過剰に上がってしまうとガミースマイルを引き起こします。

この筋肉の上がり過ぎを抑える治療として、ボトックス注射、粘膜切除術、上唇挙筋切除術があります。

これらに共通しているのは、施術回数が一回で済むことが多く、最もバレにくいという点です。

ボトックス注射によるガミースマイル改善

ボトックス注射によるガミースマイル改善

ボトックス注射は、ボツリヌス菌という無毒化した菌を注入して、筋肉の収縮を抑制し、筋肉活動を抑えることで上唇の上がり過ぎを抑えます。切開は必要とせず、注射のみで治療が終了します。

ボトックス注射によるガミースマイル治療は、一回でも効果を期待できますが、定期的に複数回繰り返すことで効果は定着しやすくなります。また、効果は1週間程度かけ、徐々に実感する方が多いでしょう。永久的な効果が持続する治療ではなく、治療後、半年程度で元に戻ります。効果を維持するには定期的な処置が必要となります。一回の施術は数分程度で、体への負担やダウンタイムもなく、費用も外科処置に比べると安価な点、周囲にバレにくい点がメリットです。

持続期間に限りがあるため、治療を止めれば元に戻ってしまう点や、筋肉の動きを抑制しているため、笑った表情にやや不自然感がでることがあります。また、まれに処置後内出血が出る方もいます。

治療費用は、保険が効かないため5〜20万円と幅が大きいです。治療は主に美容外科、美容皮膚科、審美歯科などで受けることができます。リスクが少なく手軽な治療なため、ガミースマイル治療として、試してみるにはいいかも知れません。

粘膜切除術によるガミースマイル治療

上唇を引き上げ、一番深い部分、唇と歯茎の移行部分の粘膜部分を切除し、縫い付ける外科処置です。

粘膜切除術によるガミースマイル治療のメリットは、虫歯治療用の部分麻酔のみででき、歯や骨の治療は必要としないため、手術時間も比較的短く1時間程度です。術後の通院は抜糸の1回で済みます。唇をしっかりめくらないと、傷が見えないためバレにくいでしょう。粘膜だけを縫い付ける方法や、後戻り防止のため、軟骨や骨の移植を併用する場合もあります。定着すれば、ボトックス注射より効果が持続しやすいといわれています。

デメリットは、切開を伴う手術ですので、腫れや出血などのダウンタイムがあります。術者の経験や技術力により差が出ることもあります。また、唇は表情を作る時、食事の時、会話をする時など、よく動かす部分のため、引っ張られて後戻りをしやすいため、思ったような位置に上がらない可能性があります。費用は20〜50万程度で、保険が効きません。取り扱いは主に美容外科となることが多いでしょう。

上唇挙筋切除術(筋肉切除法)によるガミースマイル治療

上唇挙筋切除術は、上唇を引き上げた内側(口腔内)から、鼻に向けて走っている上唇挙筋を直接切除する手術です。

手術時間は1~2時間程度、術後の通院は抜糸を兼ねた経過観察といった短期間治療です。部分麻酔だけで手術をする医療機関もありますが、静脈内鎮静法という眠くなる薬と併用するところもあります。

筋肉を直接カットするため、粘膜切除術にくらべ効果が期待でき、後戻りしにくいため、効果を維持しやすいのがメリットですが、行える施術者が少なく、術式も困難なため、経験があり信頼のおける医療機関に相談をしましょう。

デメリットは、周囲の近い筋肉を傷つけると不自然な笑い方になることがあり、術後の腫れや出血のダウンタイムも大きいです。また、筋肉もいずれは再生するため、後戻りが起きる可能性もあります。

保険は効かず、治療費用は20〜50万円です。

子供のガミースマイル治療

子供のガミースマイル治療

子供がガミースマイルの場合、大人とは治療法が異なります。生まれつきガミースマイルの場合、乳歯から永久歯に生え変わるタイミングで自然に治る場合もありますが、必ずしも治るとは言い切れません。そのため、骨格に問題がある場合、口の周りの筋肉に問題があるのかなど、よく原因を確認した上で、適切な治療を行い改善を目指します。

例えば顎の成長をコントロールするヘッドギアを寝るときなどに装着したり、歯並びを治す歯列矯正を行い咬み合わせの調整をしたりします。咬み合わせが悪い場合、生まれつきの場合のほか、指しゃぶりなどの癖が原因のこともあります。その場合、MFT(口腔筋機能療法)などで口周りの筋肉を鍛えたり、悪い癖の改善を目指します。

上唇小帯という上唇をめくると見える三角形の筋が、ガミースマイルの原因になることがあります。上唇小帯は2歳くらいまでは太いですが、徐々に上のほうに移動して幅も狭くなっていきます。しかし、太いままで上の前歯の間にくっついている状態が続くと、歯並びの悪化やガミースマイルにつながることがあります。そのため、歯科医師の診断によりますが上唇小帯を切除することもあります。

子供のガミースマイル治療はいつから始めればいいかと悩むかもしれませんが、治療開始年齢は状態によって異なります。小児矯正の経験豊富な矯正医の診断を仰ぐようにしましょう。いずれにしても子供の場合はまだ顎や歯が成長途中にあるため、大人のガミースマイルよりも改善しやすいといわれます。

費用は治療法によって大きく変わります。費用相場は、一般的に3万~60万円ほどで幅があります。

セルフトレーニングでガミースマイルは治せるの?

ガミースマイルを、自力でのトレーニングによって治すことができるという噂があります。しかし口周りの筋肉である口輪筋のストレッチや体操では、実際のところ、治すというところまでいくのはむずかしいといえます。

また、人によっては鏡に向かって笑顔の練習をするという人もいます。上唇をできるだけ上げないようにするというように、笑い方を改善するとう対策です。セルフケアで改善しようとする気持ちはとても大切ですが、根本的に改善する場合には、いずれかのガミースマイル治療を考えたほうがいいでしょう。

ガミースマイル治療に保険は効くの?

ガミースマイル治療に保険は効くの?

ご紹介してきた8つのガミースマイル治療に保険は効くのか、それぞれの治療についてまとめます。

・歯肉整形、インプラント矯正、セラミック矯正

どの治療も保険は効きません。

・歯槽骨整形術、骨切り治療

歯槽骨整形術に保険は効きません。骨切り治療は基本的には保険は効きませんが、顎変形症と診断された場合だけ保険が効きます。

・ボトックス注射、粘膜切除術、上唇挙筋切除術

ボトックス注射は、眼瞼痙攣や片側顔面痙攣などの場合には保険が効きますが、ガミースマイル改善やシワとりなどの美容目的の場合、保険は効きません。粘膜切除術、上唇挙筋切除術についても保険は効きません。

基本的に、健康保険は病気やケガなどに適用されるものです。ガミースマイル治療は、手術を受けるとしても美容目的の手術であるため、保険は適用されず、自由診療となります。

【まとめ】ガミースマイルの原因と9つの治療法

どのガミースマイル治療も、原因や口の状態によって、適応が変わります。治療経験が豊富な医療機関と信頼のおける歯科医師または医師の診断を受け、治療のメリットとデメリット、費用を聞き正しい治療を受けるようにしましょう。例えば、1つの治療法ばかりを勧める医療機関だった場合は、焦らずに他の医療機関でセカンドオピニオンを受けるとよいでしょう。

患者様が治療に対して正しい知識を持ち、正しい治療を受けられる環境を選択できることが大切です。


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