口の中乾いてない?ドライマウスの原因と予防について

口の乾き

唾液が少なくなり、口が乾いた状態が続くドライマウス。その大きな原因とされているのがストレスであることから、現代病の一つといわれています。

今、多くの女性も毎日外で働くことが増え、男女ともにストレスにさらされています。このような中、誰もが他人ごとではないでしょう。また、ドライマウスは虫歯や歯周病のリスクを高めます。

今回は、ドライマウスとストレスの関係を中心に、症状、対策・予防法などをみていきましょう。

ドライマウスチェックリスト

ドライマウスはよく耳にするものの、自分は関係ない・大丈夫と思っていませんか?

もし日々、ストレスを強く感じている、ストレスがたまっているという人は、もしかしたらドライマウスに傾いている可能性もあります。簡易的にチェックしてみましょう。

  • 口の中がよく乾く
  • 口の中がネバネバする
  • 喉が渇きやすい
  • 口内炎ができやすい
  • 鼻呼吸より、どちらかといえば口呼吸だ
  • 水分がないと食事がしにくい
  • 目と鼻が乾きやすい
  • 最近、味覚が変わった
  • 舌がピリピリする
  • 口臭が気になる

これらの項目がより多くあてはまる場合、ドライマウスの可能性が高いです。

ドライマウスは、日本では約800万人が患っているといわれています。誰もが決して他人事ではありません。

ドライマウスって何?なぜ口が乾くといけないの?

ところで、ドライマウスが現代病として問題視されているのはどうしてなのでしょうか。

ドライマウスが起こすデメリットをみていきましょう。

  • 虫歯・歯周病になりやすくなる
  • 口内炎ができやすくなる
  • 物が食べにくくなる
  • 味覚に支障が出るため、美味しいものも美味しいと感じられなくなる
  • 口臭が強くなる
  • 口の中がヒリヒリするなどの症状が出ることもある

一番の問題は、やはり虫歯や歯周病リスクが高まることではないでしょうか。また日々、人と頻繁にコミュニケーションを取るビジネスパーソンにとっては、口臭が強くなることも問題でしょう。

ドライマウスの主な原因

ドライマウスの原因は、唾液量の減少です。では、なぜ唾液量が減るのかその原因をみていきましょう。

よく噛まない習慣・噛みにくい口腔環境による原因

唾液は、よく噛むと多く分泌されます。

現代人はとくに忙しく、食事をゆっくりとっていられないことも多いでしょう。しかし、よく噛まずにものを流し込むようなことをしていると、唾液量が少なくなります。

また、虫歯や歯周病、歯の噛み合わせが悪いなどから、噛みにくい口腔環境になることもあります。

ストレス・緊張による原因

緊張やストレスがかかると、人間の脳は唾液の分泌を抑えるホルモンが出ます。一時的なものは誰もが体験しますが、口が乾いた状態が3か月ほど続く場合、ドライマウスと診断されます。

薬の副作用による原因

降圧剤や花粉症薬など、副作用として唾液量が減少する薬があります。これらを服用中はドライマウスになりやすくなります。

水分摂取量が少ないことによる原因

唾液の99%は水分でできているといわれているため、身体に水分が少ないと唾液量も減ります。

口呼吸による原因

鼻からではなく、口を開けて口から息を吸い、口から吐く場合には、口の中から水分が逃げていってしまいます。

シェーグレン症候群による原因

自己免疫疾患の一つである、シェーグレン症候群の症状の一つに、ドライマウスがあります。ドライアイも伴うことがあります。

ドライマウスは虫歯・歯周病を促進させる!

唾液には、さまざまな力が備わっていますが、中でも「自浄作用・抗菌作用」は、虫歯や歯周病予防に大きな関係があります。

虫歯や歯周病は、口腔内の細菌が原因の病気です。こうした細菌を唾液は、殺菌し、洗い流す力があります。唾液量が減少すれば、それだけ虫歯歯周病リスクが高まります。

ドライマウス検査って?

ここまで知ると、自分の唾液量はどれくらいなのだろう?と気になってくるでしょう。歯科医院では、ドライマウスの検査として、唾液量を測る検査を行っています。

安静時に自然に出る唾液を採取する「安静時唾液検査」では、15分間で1.5ml以下だと唾液の分泌が低下していると判断されます。また、ガムを10分噛んだり、ガーゼを噛んだりして測定する「刺激唾液検査」もあります。場合によっては、シェーグレン症候群の検査も行います。

ドライマウスになったらどんな治療を受ける?

では、ドライマウスと診断されたら、どのような治療を受けることになるのでしょうか。主な治療法をみていきましょう。

漢方薬による治療

シェーグレン症候群以外の場合には、漢方薬で全身状態を向上させて、唾液腺の機能を正常にする方法が取られます。

しっかり噛める環境を整える

虫歯や歯周病の治療、矯正治療などを通して、よく噛める環境づくりを行います。

保湿剤による対策

口の中を潤す保湿剤が処方されることもあります。人工唾液スプレー、保湿ジェルなどがあります。

唾液腺マッサージ

食事前に唾液腺をマッサージすることで、唾液分泌量を増やします。

リラックスを心がける

人は自律神経のうち、副交感神経が高まっているリラックス状態のときに、唾液が多く分泌されるようにできています。ストレス過多や緊張状態が長期間続いている場合には、リラックスを心がけることがポイントです。

ドライマウスを予防するには?

予防策は、治療法のところで紹介したこと以外として、次のことがあります。

こまめに水分摂取をする

水分を持ち歩き、こまめに水分摂取をして口の中を潤すことがいいといわれます。ただし、カフェイン類や炭酸飲料は、ドライマウスを助長させる恐れがあるため避けましょう。

鼻呼吸を心がける

口の中の乾燥を予防するために、鼻呼吸を練習することも有効といわれています。

歯ごたえのある食ベ物を食べる

いつもやわらかくてあまり噛まなくていいものばかりを食べているという人は、少し歯ごたえのあるものを食べてよく噛んで食べることで、唾液量が増えます。

ドライマウスの原因と予防のまとめ

ドライマウスは、その原因として精神的なストレスにも関わってくる現代病です。チェックリストに多くあてはまった人は、一度その原因として大きいものを探り、治療・予防を行いましょう。

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