キス病って何?キスで歯周病や病気がうつる?!

親子

産まれたばかりの赤ちゃんは、抱っこして愛らしい表情を見せると、思わず「ちゅー」とキスしたくなりますよね。特にママにとっては、我が子にキスをするのは習慣になっている人も多いでしょう。しかし、ママが歯周病だと、キスによって、赤ちゃんに歯周病がうつることもあるのです。

そこで今回は、キスによってうつる歯周病や「キス病」についてその内容と予防法をみていきましょう。

キスで歯周病がうつることがある!?

赤ちゃんにキスをする習慣のあるママは、「私、歯周病だけど、うちの子大丈夫かしら!?」と驚いたかもしれません。そもそも、歯周病は感染症です。歯周病菌がうつれば、感染します。

生まれたばかりの赤ちゃんにはまだ歯が生えていないため、口の中は歯周病菌が住みつく隙間もなく、無菌状態にあります。しかし、ひとたび歯が生え始めると、感染する可能性が出てきます。よく、赤ちゃんにキスをしたり、親が使ったスプーンをそのまま赤ちゃんに使って食べさせたり、口移しで食べ物を与えたりすることがありますが、親が歯周病の場合、歯周病が感染することがあります。

キス病=伝染性単核球症

歯周病だけでなく、俗に「キス病」と呼ばれるものがあります。これは、キスでうつる病気のことです。正式には、伝染性単核球症と呼ばれます。

伝染性単核球症とは、EBウイルスというウイルス感染で起こる病気であり、キスで感染することが多いことから、「キス病」と呼ばれています。歯周病と同様に、このウイルスも唾液内に潜んでいます。よって、キスはもちろん、スプーンの共有や口移しでも感染します。

通常、感染すると、6~8週間で発病し、38度以上の熱が出たり、喉が腫れて傷んだり、首のリンパ節が腫れたりします。また、湿疹が出る、肝臓・脾臓が拡大する、肝機能が異常になるなどの症状をきたすこともあります。しかし、一見、風邪の症状と似ているため、初期の段階では風邪と診断されることも少なくありません。しかし、症状が長引く場合には、キス病の可能性があると診断されます。

キス病にかかりやすいのは?

キス病にかかりやすいのは?

実はこのキス病にかかりやすいのは子どもです。子どもに感染した場合、その約50%が発病するといわれています。そして日本で、キス病にかかる最も多い年齢は、2~3歳までの幼児に多く、約7割を占めます。なぜこのように幼児への感染が多いのでしょうか。やはり、幼児には、離乳食を口移しで親が与えるという習慣があるとされています。

乳幼児期の感染では無症状か上気道の炎症症状などの症状が現れます。年長期~思春期以降では伝染性単核症や急性肝炎として発症。思春期以降に感染すると50%が発病するといわれています。また、日本では20歳代では90%以上がキス病の抗体を持っているといわれています。幼児期に感染し、症状がそれほど出ず、抗体ができるケースが多いようです。抗体とは、ウイルスなどの異物が体の中に入ってきたときに、身体がその異物を除去する分子のことです。

キス病にかかったらどう治療する?

まず、感染した段階ではまだ何も起こりません。免疫力が低下していると、発病することがあります。潜伏期間は個人差がありますが長くて6~8週間程度で、キス病の疑わしい症状が出た場合、内科や耳鼻咽喉科を受診します。血液検査では、異型リンパ球というリンパ球が増加することが特徴的といわれています。

治療は、よほど症状が重くない場合、経過観察となります。ただし、肝機能異常などの重症になることもあるため、その場合には入院して治療を受ける必要があります。一般的には、特に無症状でウイルスを体外に排出しているといわれています。

キス病予防のポイント

キス病は、知らずに感染するのが一番の問題です。感染のルートは唾液です。予防するには、キスは頬に留めることが基本となるでしょう。また、乳幼児に食事を与える際には、食べ物の口移しや、飲み物の回し飲み、スプーンやフォークなどの共用は避けましょう。場合によってはハンカチやナプキンなどで口を拭ったときに感染する恐れもあります。キス病だけでなく、歯周病予防のためにも、これらのことに気を付けたいものです。

どのような感染症にもいえることですが、手指を常に綺麗にしておくこと、消毒する習慣をつけることなども重要です。また、親の口腔ケアは、感染する恐れのある赤ちゃんのためにも常に気を配りましょう。

キスでうつる歯周病・キス病のまとめ

毎日の生活の中で、いくら注意していても、自分が歯周病の可能性がある場合、赤ちゃんへ感染のリスクはあります。もし、自分が歯周病かどうかわからないという方は、一度、歯医者で検査を受けておくのもいいでしょう。歯周病検査の中でも、歯周ポケット検査、X線検査、口腔内写真撮影などは保険診療内で受けることができます。歯周病だけでなく、歯科検診を受けて、総合的に口の中を検査してもらうのがいいでしょう。これも保険診療内です。

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