注目の記事 PICK UP!

歯科治療における保険診療と自費診療の違い

歯科ユニット

保険診療の抱える問題点

保険診療の仕組みは保険診療の種類にもよりますが、全体の何割かを国もしくは会社などの保険者が負担し、被保険者の実質負担を抑えた支払い形態となっています。また歯科医師の請求方法も、金額ではなく保険点数という、処置に対する点数が各々決められており、毎月レセプトという形で締め、国に報告する義務があります。これにより、歯科医院にはさまざまな制限が発生します。たとえば一人当たりの保険請求点数が高くなると、過剰診療とみなされ処罰を受けることがある。また、治療の流れもある程度決められたものとなる。こうしたしわ寄せがどこにくるのか?

患者と歯科医院にである。

歯科医院への影響

歯科医院は過剰診療とならないように、本意でなくとも一人当たりの月毎保険点数を下げるために診療時間を短くし、回数を重ねる必要がある。これにより必ずしも患者の状態や、治療内容によって決定されるものではなくなってしまいます。一回の治療時間は短く、何度も通院した覚えがないでしょうか。こうすることで一回の治療点数単価を下げ、過剰診療とみなされないようにするしかないのです。しかし歯科医院も、設備投資、材料経費、人件費など、一般的な企業よりも経費がかかりやすい。この経費を捻出するため、売り上げも必要になる。これを解決するために、単価が低い歯科治療で売上を上げるには、数をこなすしかない。また、材料の質を少しでも下げ、コストを下げていくしかないのです。

患者への影響

患者はいっぱいに埋まった予約により、自由に予約が取りづらい。待ち時間は長く、始まってもすぐに終わる。治療回数、期間は伸び、途中で諦めてしまう人も少なくない。材料や質は下がり、再治療のリスクが上がる。そしてまた歯科医院にいくことになります。

自費診療という解決策

自費診療は保険者に対する報告義務はなく、代わりに負担金は患者に100%発生する診療方法です。それにより、一回にかかる治療時間や治療回数の制限もなくなり、材質の制限もなくなる。また、医学的には治療が必要とまではいかなくとも、患者が望む、審美的クオリティを上げるための治療も行うことができる。患者にとっては、保険診療と比べ治療代が高いように思えますが、やり直しのリスクも減り、結果的に何度も歯科に通うリスクが減り、治療に対する満足度も上がる。根本的、集中的、総合的治療が可能になるのが自費診療なのです。

なぜ自費診療は普及していかないか

自費診療は決まりがないため、価格は自由に歯科医院が決められる。そして、治療費用を明確に表記している歯科医院は少ないのが現状です。また、技術というものは患者には分かりづらく、自費診療の本当の良さを伝えきれていないのです。スタッフ、患者から、金儲け主義と思われてしまうのではないかという不安、技術力、知識と経験不足、それを正確に伝えるツールも不足している。そして、自信を持っていいものをいいとすすめられるスタッフ教育なども必要です。こうした背景から、同じ治療ならば保険がいいという結果を生んでしまうのである。同じ治療ではないことを、歯科医師自身、スタッフもきちんと理解する必要があり、患者が理解できるように説明する必要があります。知識、技術、接遇サービス、仕上がりへの質、材料の質、こういったものを上げていくには、当然設備投資もかかる。そしてこういった努力によって、満足度の高い治療が実現できるのが自費治療です。

歯科医療の在り方が変わりつつある現代

歯科医師がふんぞり返って、患者はひたすらいうことをきく時代は終わっている。
今は患者がインターネットなどを利用し、たくさんの情報にふれ、患者が歯科医院や歯科医師を選ぶ時代です。
車を買うとき、だれもがたくさんの会社を調べ、リサーチし、メリットとデメリットを納得のいくまで吟味するように、高価なものを買うときは、誰だって納得のいく説明は欲しいはずである。こうした意味でも、他との差別化ができるのが自費分野です。歯科医院は、分かりづらい部分を明確にし、自身のクリニックの自費診療に胸を張って治療を勧められるよう、勉強しスタッフを教育する必要がある。また患者は、よく吟味し、比べ、保険診療との違いを理解し、よりよい歯科治療を受けることが、双方にとって正解といえます。ひいては医療費が日本を圧迫している状態からも救う。つまり社会貢献にもなります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. マリリンモンロー風女性

    美容整形せずにプルプル唇に!ラシャスリップの効果とは

  2. 歯の模型と人

    高額な歯科治療を分割払い可能なデンタルローンとは

  3. 歯科矯正治療は医療費控除が受けられるの?

    歯科矯正治療は医療費控除が受けられるの?

  4. 女性の小顔画像

    小顔になる歯科治療について

  5. 歯科矯正治療の医療費控除の疑問を解決

    歯科矯正治療の医療費控除の疑問を解決

特集記事

  1. 歯科矯正治療は医療費控除が受けられるの?
  2. マウスピース矯正中の画像
  3. セラミックの差し歯
  4. オールセラミック
  5. セラミッククラウン

記事一覧

人気記事ランキング

  1. 歯並び
  2. 周囲にバレづらい大人の歯科矯正とは?
  3. 歯科矯正治療の医療費控除の疑問を解決
  4. 親知らず
  5. 歯科矯正治療は医療費控除が受けられるの?
  6. ホワイトコート(歯のマニキュア)とは?
  7. 歯のブリッジ治療
  8. セルフホワイトニングの効果と歯科医院のホワイトニングとの
  9. 入れ歯の種類とメンテナンス方法

当サイトおすすめの記事

  1. マウスピース矯正中の画像 世界400万人以上の実績!インビザラインのメリット…
  2. 審美歯科の教科書ロゴ 上下顎前突(じょうかがくぜんとつ) | 歯並びの症…
  3. 歯を失った状態 歯を失った時に受けるべき治療方法とは
  4. 日本人女性_歯みがき フッ素コート歯磨きジェル「ジェルコートF」で虫歯・…
  5. 小児_ワイヤー矯正 子供の歯列矯正について
PAGE TOP