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インビザラインがマウスピース矯正で人気な理由

マウスピース矯正

歯並びを治す方法は、ワイヤーを使用したワイヤー矯正、セラミックなどの被せものを使用したセラミック矯正、透明のマウスピースを使用したトレー型矯正など様々です。

その中のマウスピース矯正についてご紹介します。マウスピース矯正には、メーカーによってさまざまな特徴があります。そのなかでも世界で最も普及しているインビザラインというマウスピース矯正について詳しくご説明していきましょう。

インビザラインとは

インビザラインとはinvisible(見えない)という単語の派生からみてもわかるように、透明のトレーを使用して、ばれずに、みえずに歯並びを治す治療方法です。従来のワイヤー矯正のように金属も使用しないため、金属アレルギーの方にも使用できます。他のマウスピース矯正との大きな違いは、デジタルシュミレーションができるという特徴があり、0.1mm単位でシミュレーションすることができます。また食事中も外す必要がありません。歯並びで悩んでいる患者様にとってより良い治療方法のひとつです。

マウスピース矯正の歴史と実績

マウスピース矯正は日本全国で300万人の治療実績があります(2015年3月)。またアメリカ矯正歯科医師の85%が導入していおり、アメリカでは約5万人、日本では4,000人の歯科医師が導入しており、1998年アメリカではじまり、8年後2016年日本に導入されました。

ワイヤー矯正の歴史がとても古いため、どうしても新しい治療と思いがちですが、マウスピース矯正は1926年にスタートし、89年という歴史をもっています。ちなみにインプラントの歴史は1957年ブローネマルクが出した58年の歴史と比較すると、その長さがわかると思います。歴史があるということはとても大切で、大学の研究機関や学会などでインビザライン治療に関する多数の研究や臨床報告がなされており、日々進化している矯正装置です。

インビザラインと他のマウスピース矯正装置との違い

もう一つのマウスピース矯正であるアソアライナーとインビザラインとを比較すると、型取り材料で型をとるアソアライナーは、どうしても歪みが出やすく適合性が落ちます。また、歯茎ラインを覆ったタイプのトレーになるため、審美的にも、清掃性も落ちやすく、使用中も違和感が出やすいです。

インビザラインは3Dスキャナーを使用するため人の手が入らず正確であり、最新の歯科矯正理論と、米国アライン・テクノロジー社独自の3次元画像化技術やCAD/CAM(光造形)などの最先端技術を融合させることによって、誤差のない正確なマウスピース型矯正装置を製作することができます。

インビザラインの装置について

インビザラインの装置

トレー部分の境目が歯茎と一致しており、厚さは0.5mmと薄く0.25~0.1mm単位で動かすことが可能です。動かす量が生体の歯根膜という組織の厚みと近いため歯を動かしたときに感じる痛みが少ない治療と言われています。トレーは3層構造から構成されているスマートトラック(特許)という構造をとるため、微細な調整が可能となります。

お子様または歯周病などで悩まれている方でも使用することができる装置で、ワイヤー矯正のような装置がつかないため、お掃除もしやすく、虫歯や歯周病になりにくいといわれています。当然ながら使用中トレーをはめ続けていますので、強すぎる噛み合わせから歯を守る役割もはたし、顎関節症の症状を緩和する効果もあります。

インビザラインの種類について

インビザラインには種類がいくつかあります。

メニュー名 適応 概要
インビザライン・フル 大人全般 一般的なインビザラインです。永久歯を持つ大人の歯に有効で、幅広い歯並びを矯正することができます。
インビザライン・ティーン 永久歯が生えそろっていない12~16歳の子供 まだ永久歯が生えそろっていない10代向けのインビザラインです。歯の過剰萌出スペースを設けることができたり、装着時間を視覚的に確認できるインジケータを装着できたりします。
インビザライン・ライト 軽い不正咬合・部分矯正をしたい人 部分的に歯並びを調整したい人や、一度矯正治療をしたものの後戻りした人に向いています。治療期間・治療費用共に抑えることができます。
インビザライン・アイセブン より軽度の不正咬合・部分矯正で、最短で治療したい人 マウスピース7枚、3ヶ月という短い期間に限って行えるインビザラインです。最短で治療することが可能です。

これらのインビザラインの種類は、まず大人向け、子供向けがあります。大人の場合、矯正したい歯はどのような状態なのかといったことや、治療期間・費用を抑えたいといった場合に、ライトやアイセブンを選択します。

ただし、ライトやアイセブンはあらかじめ期間が限定されており、もし期間を延長する際には費用が追加になるため、留意しておきましょう。

インビザラインの治療の流れと治療期間

インビザラインの治療の流れと治療期間

まずはじめに治療前に歯型を採ります。型取りは通常の歯医者さんで行うタイプと、3Dスキャナーを使用し、口の中を専用カメラで撮影し、再現するタイプの2種類があります。その歯型からコンピュータを使って歯の移動を三次元的にシミュレーションしていきます。

コンピュータ上で歯を少しずつ移動させた各状態の歯並びと一致するマウスピース「インビザライン・アライナー」を製作します。そのアライナーを1日20時間以上装着し、10日~2週間ごとに次のアライナーに交換することで、歯が少しずつ矯正されてきれいな歯並びになります。トータル治療期間は個人差がありますが、おおよそ半年~2年ほどとさまざまです。

一般的なマウスピース矯正では毎月歯型を取ってマウスピースの製作をしますが、インビザラインは治療前に、治療終了時までに必要なすべてのマウスピースを製作するため、歯型取りの回数が他のマウスピース矯正より少なくなります。通院回数も少なく、忙しい方に最適なマウスピース矯正法といえます。

インビザラインの治療方法

インビザライン矯正治療では、「クリンチェック」と呼ばれる3Dシミュレーションソフトを使用して、歯をどのように動かして歯並びをきれいにしていくか診断します。最終的な歯並びの状態や治療期間、費用、抜歯や歯の切削の有無など、適切な治療計画・治療シミュレーションを作成します。

虫歯や歯周病の治療、歯の抜歯などの初期治療が必要な場合は、歯の状態や治療計画によって、矯正精密検査の前に行う場合や、矯正治療中に行う場合があります。定期的な通院時に歯が順調に移動しているか、噛み合わせのチェックや、アライナーの調整を行います。治療計画に合わせて、歯の表面に歯と同じ色のアタッチメントを設置したり、歯の間にすき間を作ったりしていきます。またこの時に、歯のクリーニングや虫歯の治療を行う場合もあります。

歯を動かす期間(動的矯正期間)が終了した後は、きれいに並んだ歯並びを維持させるために保定装置(リテーナー)を使用します。保定期間中は、歯並びや噛み合わせの状態に合わせて定期検診に来院し、状態の確認や歯のクリーニングを行います。(3か月~6か月に一度)

どのような治療にも、メリット、デメリットがありますので、しっかりと担当の歯科医師と相談し、納得がいくまで質問できるクリニックを選ぶことが、患者様ご自身にとっても大事なことといえます。

インビザラインのよくある質問

インビザラインのよくある質問

最後に、インビザラインのよくある疑問・不安を解消できるよう、Q&A形式でご紹介します。

インビザラインは、どうして他のマウスピース矯正と比べて再現性が高いといわれているのですか?

インビザラインは、全世界で収集した臨床データをもとにして、緻密な治療設計を立てるため、そのマウスピースの精度が高いといわれています。

また、3Dコンピュータを用いてシミュレーションし、微妙な歯の動きを予知します。一方、他のマウスピース矯正は、ほとんどの場合、技工士がマウスピースを手作業で作り、インビザラインと比較すると症例数も少ないため精度が落ちます。

マウスピースの装着中に痛みはありますか?

インビザラインは、マウスピース矯正の中で最も痛みが少ないといわれています。マウスピース矯正は、マウスピースを装着してすぐのときに、マウスピースが歯を動かそうとする方向へと歯に圧力をかけるため、その圧迫感を多少の痛みとして感じることがあります。

しかし、しばらくすると違和感や圧迫感も感じなくなります。

この圧迫感がマウスピース矯正の痛みの元だと考えられています。その点、インビザラインはコンピュータであらかじめ歯にかかる圧力が一定になるように調整されているため、圧迫感や痛みが感じにくいといわれています。

インビザラインの装着の仕方と外し方は?

歯科医院で「アライナー」というマウスピースを受け取ったら、包装を開封します。そして水で軽くすすいでから歯に装着します。

歯に装着すると、パチンと音がしてはまるので、その音やしっかりとはまる感覚があるまで、きちんと押し込んでください。

外すときには、コツがいり慣れればそれほど苦労はしませんが、歯にアタッチメントという突起を複数つけている場合、取り外しにくいことがあります。その場合には、奥歯のほうの端から持ち上げるようにして取り外してください。

歯並びによっても簡単に外せる方向が変わってくるので、自分が最も外しやすい方法を見つけるといいでしょう。

インビザラインの治療中、虫歯になったらどうなりますか?

インビザラインに限らず、矯正治療中に虫歯になった場合、並行して虫歯治療を行います。虫歯は重症化すると削って被せ物や詰め物をすることが多いので、そうした治療を行うと、インビザラインなどの矯正治療をそのまま続行できません。

特にインビザラインは、歯型を取って精密なシミュレーションの下に作られるため、歯を削ると、また一からやり直しになってしまいます。この二度手間を避けるためにも、矯正治療中に虫歯にならないようにすることが大切です。

基本的なブラッシングはもちろん、マウスピースの洗浄も丁寧に続けましょう。また、矯正治療中には、歯科医院で歯のクリーニングを実施することもよく行われています。それらを活用して歯の健康に努めましょう。

インビザラインはどの歯科医院で受けても治療結果は同じになりますか?

インビザラインは、コンピュータで歯形を取りシミュレーションをしてマウスピースを作製するものですが、専門的な知識や治療の技術も求められます。また、歯並びに応じてインビザラインと他の矯正治療を併用することもあるため、一概にインビザラインをただ行えばいいというわけではありません。

確実に矯正治療の結果を出すためには、マウスピース矯正以外の歯科矯正の提案ができ、治療実績が豊富で知識・技術にも長けた歯科医師のいる歯科医院で受けるのが安心といえるでしょう。

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