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セラミック歯の材質について

セラミック歯

セラミック=陶器=せともの

セラミック歯は見た目がとても良く、プラークがつきにくく変色しないというメリットがありますが、衝撃に弱く、強い力が加わると割れてしまうという欠点もあり、値段も高いというところがデメリットといえます。お皿と同じで、硬いですが衝撃に弱いといったイメージです。

セラミックの審美性は技工士の腕に大きく左右されるため、セラミックを入れたから仕上がりがいいというわけではございません。歯科用セラミックは歯科技工士が一から作りますが、最近ではコンピュータの活躍で設計と製作までを機械が一部支援することによって作るCAD/CAMシステムが急速に広まってきています。いまではコンピューターの支援なしでは、歯科技工物はできないと言っても過言ではありません。また、ハイブリットセラミックというものもありますが、こちらはレジン(プラスティック)にセラミックの粉末を混ぜたもので、実際にはセラミックではなくレジンになります。

セラミックの種類

歯科用に使われるセラミックの素材には以下があります。

  • ジルコニア(成分:酸化ジルコニウム)
  • e-max(成分:二ケイ酸リチウム)
  • メタルボンド(金属に陶材を焼き付ける)

セラミックの耐久性と寿命

どの技工物もメンテナンスの仕方によっては10年以上もつことも当然ありますが、口腔内の状態やメンテナンス次第では5年ともたない場合もあります。耐久性は材質だけのことだけを言えば、メタルボンド、ジルコニア、e-maxの順番で耐久性が高いです。ただ、口の中の状態や、噛み合わせの状態によってはすぐにだめになりますので、定期メンテナンスが最高の予防です。

セラミックの色の再現性

色だけで言えば、e-maxが最も透明感があり綺麗に仕上がります。ただし、クリアランスの状態によっては、ジルコニアの方が綺麗に仕上がる可能性があります。基本的にどちらでやるにしても、支台歯の削除量がそれなりに必要になります。

メタルボンドのメリット、デメリット

メタルボンドのメリットとデメリットを説明いたします。

メタルボンドのメリット

  • オールセラミックと比べると歯を削る削除量が多少、少ない
  • 中身が金属なので、強度が良く、どの部位にでも対応できる
  • 熱伝導率がセラミックと比べると優れているので実感できる
  • セメントの種類を選ばないので、化学物質過敏症の方にも適応できる

メタルボンドのデメリット

  • 色調はオールセラミックに劣る
  • 内面が金属
  • 歯茎が下がると歯と歯茎の境目が見えて来ることがある
  • 値段が高い
  • 金属アレルギーの方にはリスクがある

オールセラミックのメリット、デメリット

オールセラミックのメリットとデメリットを説明いたします。

オールセラミックのメリット

  • 金属を使わないので審美的に優れている
  • 歯茎が痩せてきても歯茎の部分に黒い線が見えてこない
  • 汚れがつきにくく変色しない

オールセラミックのデメリット

  • 衝撃に弱く金属に比べると強度が落ちる
  • 噛み合わせの強い部分には使用できない場合がある
  • 土台となる歯の削除量が比較的多い
  • 値段が高い

ジルコニアセラミックについて

このほかにも、オールセラミックの強度的脆さの欠点を改善したジルコニアセラミックという材質もあります。裏打ちが金属ではなく人口ダイヤモンドのジルコニアを使用しており、非常に強固です。ダイヤモンドは世界一固い鉱石です。遮蔽性といって、中の色に影響をうけないのもジルコニアセラミックの特徴の一つです。

例えば元の歯にすでに太くて長い金属の土台がはいっている場合、できれば金属ではないものに交換したいですが、無理して除去しようとすると歯が根から割れてしまうリスクが伴います。割れてしまった根は、抜歯するしかありません。抜歯をするとその部分のみではセラミック治療を行うことができなくなります。こうしたリスクを減らすため、金属の土台を無理して除去せず、ジルコニアセラミックの遮蔽性を利用して黒い色を隠すことが可能になります。また、元の歯がとても黄色かったり、神経が死んでしまって黒ずんでいる方はオールセラミックですと透けてきてしまうことがありますが、ジルコニアセラミックではそのような心配がありません。

金属のデメリットである金属アレルギーのリスクもなく、装着後歯茎が黒くなる恐れもありません。また表面にセラミックを盛って作成するので、お色の表現性も高く数十種類から選べ、透明感もだせます。料金が高いというデメリットといえますが、奥歯など力の加わる歯や、歯ぎしりなどをする噛み合わせの強い方にも安心して使っていただけます。ある発表論文ですと、壊れる確率は10年のうち10%以下と言われており、とても信頼性の高い、安定した材質といえます。口というのは付け爪と異なりずっとながく使うものです。美しさだけではなく、機能に耐えうる強度と、体への安定性(生体親和性)もきちんとしていなければなりませ。

歯科材料は、日進月歩ですので、これからもさまざまな材質が開発されることでしょう。

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