ブラキシズムって何?放っておくと怖い歯ぎしり・食いしばりについて

歯ぎしり・食いしばり

「ブラキシズム治療」と言っても、なんだか耳慣れない響きですよね。ブラキシズムとは、「歯ぎしり・食いしばり」のことをいうのです。歯ぎしりや食いしばりの治療法があると知り、意外に思われた方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、このブラキシズム治療とは何なのか分かりやすく解説します。

ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)治療とは

ブラキシズム治療のブラキシズムとは、歯ぎしりや食いしばりのことをいいます。そしてこの歯ぎしりや食いしばりの治療方法のことをブラキシズム治療といいます。

なぜ歯ぎしりや食いしばりを治療する必要があるのでしょうか。その大きな理由が、これらが歯に大きなダメージを与えるからです。

歯ぎしりや食いしばりを続けていると、歯が欠けたり、折れたりしてしまうだけでなく、顎関節症や知覚過敏などのさまざまなトラブルが起こる可能性があります。

そこで歯ぎしりや食いしばりを改善するために、マウスピースなどを使って少しでも歯へのダメージを抑えることをブラキシズム治療と呼びます。

なぜ歯ぎしりしてしまうの?

まずは、歯ぎしりについて詳しくみていきましょう。歯ぎしりといえば、寝ている間に歯をギシギシと音を立てること。本人は気づかないものの、周りで一緒に寝ている人にとっては大きな迷惑になってしまいますよね。しかし、実は本人にとっても歯への大きなダメージになっているのです。

また、歯ぎしりは、起きているときの噛みしめなども含まれます。無意識に行われる場合もあれば、意識的に行われることもあります。

なぜ人は歯ぎしりをしてしまうのでしょうか。その原因ははっきりしていません。ストレスや性格、遺伝などのほか、お酒やタバコなどの影響による可能性もあり、さまざまな原因があると考えられています。

歯ぎしりにも種類がある?

歯ぎしりの種類

歯ぎしりには、主に3つの種類があるといわれています。

グライディングとは

いわゆる一般的な「歯ぎしり」のことです。歯と歯を強く擦り合わせることで、ギリギリという音が出ます。先ほどもご紹介した通り、寝ているときと起きているときの2種類があります。

クレンチングとは

こちらも歯ぎしりですが、一般的には「食いしばり」と言われることが多いです。音は出ませんが、奥歯をぎゅっと強い力で食いしばります。

タッピングとは

タッピングとは、歯をカチカチと音を立ながら何度も噛み合わせることです。これも歯ぎしりの一種です。

なぜ食いしばりをしてしまうの?

では、先ほど「クレンチング」として紹介した食いしばりはなぜ行ってしまうのでしょうか。その原因には大きく分けて「噛み合わせが悪いこと」と「ストレス」の2つがあるといわれています。

歯の高さが異なる場合、うまく噛めないため、「しっかり噛もう」と思ってしまいます。すると、無意識に必要以上の力がかかり、結局、強く噛みしめてしまうのです。

また、ストレスや緊張で無意識に奥歯を噛みしめてしまうこともあります。

歯ぎしり・食いしばりの対処をしないとどうなる?

ではこのブラキシズム(歯ぎしり治療・食いしばり)の対処を行わないとどうなってしまうのでしょうか。考えられることをみていきましょう。

  • 知覚過敏・歯痛を引き起こす
  • 歯が折れたり割れたりする
  • 顎関節症を引き起こす
  • 虫歯や歯周病が起こりやすくなる
  • 頭痛や肩こり、腰痛、目の疲れなどの全身症状が起こる

顎関節症とは

顎関節症とは

歯ぎしりや食いしばりで引き起こされることの一つである「顎関節症(がくかんせつしょう)」とは、口を空けようとすると顎が痛くて開けられなかったり、顎を動かすこともできなくなったりするものです。また、顎の関節からカクカクという音がすることもあります。

口が十分に開けられなかったり、顎を動かすたびに痛みが走ったりすれば、当然、日常会話や食事に支障が出てしまいます。

顎関節症になってしまったら?

顎関節症になったらどんな風に治療するのでしょうか。歯科医院では一般的に、マウスピースを用いて治療します。プラスチックのマウスピースを、上顎もしくは下顎にかぶせて、顎関節や顎の筋肉にできるだけ負担がかからないようにします。

また、痛みが強い場合には、鎮痛剤が処方されることもあります。場合によっては、レーザーを照射したり、筋肉を電気による刺激で収縮させ、血液の流れをよくさせることもあります。

歯が欠けてしまったら?

歯ぎしりや食いしばりによって、歯が欠けてしまうこともあります。その場合、歯科医院ではどんな治療がされるのでしょうか。

歯が欠けた場合、歯の神経である「歯髄(しずい)」にどれだけダメージがあるかで治療方法が変わってきます。それほど大きく欠けておらず、歯髄にダメージがない場合には、欠けた部分にコンポジットレジンというプラスチックを詰める「ダイレクトボンディング」を行います。「セラミッククラウン」という方法もあります。これは歯の表面を削ってセラミックを被せる方法です。歯の状態により選択肢はかわってきます。

歯髄にダメージがある場合、歯髄を取り除く必要があることもあります。歯髄をしっかり取り除き、セラミックなどで補うのが一般的です。また、人工歯であるインプラントを入れることもあります。

ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)治療のまとめ

歯ぎしりや食いしばりなどのブラキシズムは、無意識に行っていることも多いものです。気づかないこともありますので、まずは自分自身でセルフチェックしてみるのもいいでしょう。

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